夏の山を歩く 安蔵寺山(1,263.2m)
島根県
2017年8月20日(日) 山の自由人(門久が参加)
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〈ブナやアシオスギ繁る縦走路を行く〉 |
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久しぶりに安蔵寺トンネルから安蔵寺山の山頂、そして展望所まで縦走した。
晴天の休日ではあったが、山中で出会う人もなく、静かな山行となった。
ただやや草が被り勝ちな登山道沿いにはマムシが数多出現、この日は12匹を数えた。
《山行記録》
安蔵寺トンネル登山口8:44・・・・8::56主稜線出合・・・8:58ナラ太郎・・・・9:20 1191mピーク・・・・9:25安蔵寺山展望ピーク9:28・・・・9:32芦谷合流点(鞍部)9:40・・・・10:04安蔵寺北峰(1,257m)・・・・10:15安蔵寺中峰・・・・10:22寺屋敷跡・・・・10:35安蔵寺山(1,263.2m)10:45・・・・10:52展望所(昼食)11:32・・・・11:41安蔵寺山々頂入口・・・・11:50寺屋敷跡・・・・11:58安蔵寺中峰・・・・12:10安蔵寺北峰・・・・12:27芦谷合流点(鞍部)・・・・12:34安蔵寺山展望ピーク12:43・・・・13:14ナラ太郎・・・・13:16安蔵寺トンネル分岐・・・・13:30安蔵寺トンネル登山口 〔総所要時間:4時間46分、昼食・休憩等:1時間10分、正味所要時間:3時間36、歩行距離:7.5q、累積標高差:±726m〕 |
8:44安蔵寺トンネル登山口
朝の登山口からは雲海が浮かぶ津和野方面が望めた。草を刈ったばかりの登山道に入り、10分程で稜線上に出た。巨樹のブナ太郎にスズメバチが棲息していると聞いていたが、朝方にはその姿がなく無事に通過出来た。1191m独標までのやや長い上り道にはキンミズヒキとヤマジノホトトギスの姿が多かった。秋近しといったところ。ブナ植物群保護林の案内板の立つピークを過ぎて、道は芦谷合流点の深い鞍部へと下って行った。
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〈雲海浮かぶ津和野方面を望む〉 |
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〈安蔵寺トンネル〉 |
〈登山口から10分で稜線に乗る〉 |
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〈暫し上り勾配が続く〉 |
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〈樹齢600年のナラ太郎〉 |
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〈ヤマジノホトトギス〉 |
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〈キンミズヒキ〉 |
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〈「高嶺芦谷ブナ植物群落保護林」の案内板のあるピーク〉 |
〈ピークからは安蔵寺山群が望めます〉 |
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9:32〜9:40 芦谷合流点
芦谷合流点は深い鞍部の底というこの縦走路の中では特徴的な所である。ここから安蔵寺北峰までやや長い上り坂が続いた。枝をだらりと垂らしたアシオスギの美しい尾根道であった。安蔵寺北峰から小さく下って上り返すと安蔵寺中峰のピークで、安蔵寺山頂まであと「0.5q」の道標が立っていた。寺屋敷と呼ばれている山頂直下の低地に下ってから、ひと汗を掻きながらブナの美しい森の中を上り返すと山頂へと導かれた。
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〈芦谷合流点は深い鞍部の底〉 |
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〈安蔵寺中峰を超えて行く〉 |
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〈アシオスギ繁る尾根道を行く〉 |
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〈寺屋敷を行く〉 |
〈ヤマジノホトトギスの群落が続く〉 |
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10:35〜10:45 安蔵寺山(1,263.2m)
山頂は南に向けて開けており、正面に小五郎山が陣取り、その左右に島根・山口県境の山並みが望めた。この日はその景観がやや霞んでいた。眺望はここよりこの先の展望所の方が勝るので、山頂直下の岩屋に安置された観音像に参拝してから早々に展望所へと急いだ。
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〈安蔵寺山々頂〉 |
〈山頂からは島根・山口・広島県境の山並みが望める〉 |
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〈山頂直下の岩屋の観音像〉 |
〈山頂で紅い実を付けたオオカメノキ〉 |
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〈コオニユリ〉 |
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〈ホツツジ〉 |
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10:52〜11:32 展望所
展望所は稜線の南端で、南方向の180度余りの大眺望が得られる。先客もなく静かなこの展望所でちょっと早いランチタイムを取りながらこの大眺望を楽しんだ。強い夏の日差しを浴びての休憩タイムであったが、山を渡る風が心地よく暑さはさほど感じなかった。食後は来た道を安蔵寺トンネル登山口まで引き返した。自然の働きに任せたブナ林やアシオスギの森は美しかったが、寺屋敷の前後でこの日12匹のマムシに遭遇したのは不気味であった。この日はそんなこともあろうかと懸念して長靴で武装していたが、正解であった。帰路のブナ太郎の根元にはスズメバチの姿があった。要注意である、
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〈展望所から島根・山口県境の尾根筋を望む〉 |
〈香仙原・赤土山の先に島根の山並みを望む〉 |
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〈吉和冠山・寂地山・容谷山と続く連山を望む〉 |
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〈豊かな林相が続く縦走路を戻る〉 |
〈野趣豊かな美しい森が広がる〉 |
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〈登山道沿いにミヤマウズラの群落を発見〉 |
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〈ブナ太郎を見上げる〉 |
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〈七村峠へと続く縦走路を見送る〉 |
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13:30 安蔵寺トンネル登山口
展望所から2時間程の時間を要して安蔵寺トンネル登山口に下山した。晴天の日曜日ではあったが山中では誰に出会うこともなく、静かな山行であった。登山口の駐車場にも我々の車以外には停められた車はなかった。
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〈ヒヨドリバナ〉 |
〈安蔵寺トンネル登山口へ下山〉 |
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〔山行所感〕
晴天の日曜日であったが、この日に安蔵寺山を歩いたのは我々だけであったようだ。安蔵寺トンネルに至る多くの道路が通行止めとなっているが故かとも思う。この日は、匹見町からのルート、木部谷温泉からのルートは通行止め、かろうじて左鐙からのルートが通れて滑峠経由で登山口まで辿り着けたが、左鐙からのルートも火曜日〜土曜日は通行止めになるとのこと。帰路に初めて上内谷峠を越える町道を通って国道488号線に出て匹見経由で帰ってみた。つくづくと安蔵寺山の深さと遠さを感じ取ることが出来た。
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〈この日の軌跡〉 |
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