オオヤマレンゲ咲く峰へ 恐羅漢山(1,346.4m)・旧羅漢山(1,334m)
広島県山県郡安芸太田町・島根県益田市匹見町
2017年6月18日(日) 山の自由人(門久参加)
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〈旧羅漢山に咲くオオヤマレンゲ〉 |
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もうそろそろオオヤマレンゲが咲いている筈と考えて恐羅漢山を経由して旧羅漢山を訪ねた。
早春から始まった春の名花たちを訪ねる山行も、オオヤマレンゲでクロージングです。
有終の美を飾るに相応しい上品で清楚な花に会えました。
《山行記録》
牛小屋高原駐車場8:14・・・・8:52スキー場ゲレンデトップ8:55・・・・9:28恐羅漢山(1,346.4m)9:43・・・・10:15旧羅漢山(1,334m) 12:02・・・・12:31恐羅漢山(1,346.4m)13:09・・・・13:26スキー場ゲレンデトップ・・・・13:50牛小屋高原駐車場 〔総所要時間:5時間36分、昼食・休憩等:1時間45分、正味所要時間:3時間51分、歩行距離:5.9q、累積標高差:±573m〕 |
8:14 牛小屋高原
早めに広島を出たので、午前8時過ぎにもう牛小屋高原をスタート出来た。この日は花見客で大賑わいとなる筈の駐車場には先着の車が1台だけ停められていた。立山尾根コースを採ってコウゾリナで黄色に彩られたスキー場のゲレンデを登って行った。周辺ではコアジサイが咲き始めていたが、ササユリはまだ蕾の状態であった。ゲレンデトップから木立の中に入ると、サワフタギやニョイスミレなど初夏の花々を見ることが出来た。
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〈恐羅漢山登山口:立山尾根コースに入る〉 |
〈先ずはスキー場のゲレンデを登る〉 |
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〈コアジサイが開花〉 |
〈コウゾリナの群落〉 |
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〈ノコギリソウ〉 |
〈ニガナ〉 |
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〈ゲレンデから望む牛小屋谷〉 |
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〈ナツハゼ〉 |
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〈ササユリはまだ蕾〉 |
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〈ナルコユリ〉 |
〈ニョイスミレ |
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〈サワフタギ〉 |
〈オオカメノキ〉 |
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9:28〜9:43 恐羅漢山(1,346.4m)
恐羅漢山の山頂で暫し時間調整。山頂標識が新しくなり、積雪状況を測る目的なのであろうか背面にスケールが貼り付けられているのに気付いた。山頂からの眺望は概して霞んでいた。旧羅漢山への縦走路の尾根筋にはまだサラサドウダンの花が沢山残っていた。まだ盛りの頃と思われる樹もあった。これだけサラサドウダンが残っていると、オオヤマレンゲの花には少し早過ぎたかとの懸念を持った。とは言え、今年はまだ見ていなかったサラサドウダンの花を見ることが出来たことは幸運であった。平太小屋原へ下ると馴染みの泥濘がなかった。このところの好天続きで湿地も干上がってしまっていた。モリアオガエルの産卵が見られる水溜まりにも水がなく、産卵風景を見ることが出来なかった。
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〈恐羅漢山々頂〉 |
〈砥石郷山、臥龍山などは霞みの中〉 |
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〈十方山のスカイランが薄っすらと〉 |
〈実を結んだエンレイソウ〉 |
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〈サラサドウダンがまだ残っていた〉 |
〈まだなかなかの咲きっぷり!〉 |
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〈今年のサラサドウダンは良い状態だったよう・・・・!?〉 |
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〈干乾びた平太小屋原、モリアオガエルの産卵は見られず〉 |
〈旧羅漢山への登り道にまだ最盛期のサラサドウダンの花が!〉 |
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10:15〜12:02 旧羅漢山(1,334m)
旧羅漢山に到着するまで誰にも会わず、山頂にも誰の姿もなかった。山頂大岩の裏手のオオヤマレンゲの繁みに行ってみると、見事に開花した花と白い蕾が沢山見られた。早過ぎたかという懸念は吹き飛んだ。岩の下の森の中にも沢山の花が咲いているのが見えた。この後は山頂と森の中で、専らオオヤマレンゲの花の写真撮影とあいなった。この日はこの後大勢の花見客が来る筈で、賑わい始める前に存分に撮影出来た。昼頃に山頂広場に戻ってみると、狭い広場は昼食中のグループで満杯の盛況となっていた。水越峠方面からも、恐羅漢山方面からも続々と花見目的の人々がやって来ていた。座る場所とてないので我々は恐羅漢山へ戻ってランチタイムとすることとした。恐羅漢山の山頂にも幾グループかの登山者の姿があった。
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〈山頂の岩の裏のオオヤマレンゲは綺麗に開花!〉 |
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〈旧羅漢山々頂〉 |
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〈満面の笑顔といったところか・・・・、満開!〉 |
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〈まだ残っていたサラサドウダンとオオヤマレンゲのコラボ!〉 |
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〈蕾も沢山ありました、これから続々と咲きます〉 |
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〈山頂の岩の上から広見山、半四郎山方面を望む〉 |
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〈森の中に入ると、頭上で天使たちが舞う〉 |
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〈朝日を背から浴びて微笑む〉 |
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〈清楚な佇まいで、何か歌っているよう・・・〉 |
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〈妖艶に咲いている花も〉 |
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〈深い森と一体になって健気に咲く〉 |
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〈ギンリョウソウ〉 |
〈平太小屋原の密林も魅力的〉 |
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13:50 牛小屋高原
恐羅漢山で昼食を終えると、後は下山するだけであった。朝方は霞んでいた眺望が綺麗に開けた中、上りと同じく立山尾根ルートを採って下山した。牛小屋高原の駐車場には沢山の車が停められていた。まだ大勢の人々が山上にいる筈であった。
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〈ゲレンデトップ付近からスキー場、内黒峠方面を望む〉 |
〈コウゾリナの群落に彩られたスキー場ゲレンデ〉 |
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〔山行所感〕
今年も旧羅漢山のオオヤマレンゲを訪ねることが出来た。同時にサラサドウダンの花も楽しむことが出来て幸運であった。吉和冠山のオオヤマレンゲが酷い状態となって心配であるが、この季節の登山者が急増しているここ旧羅漢山も同じ轍を踏まないよう気を付けたいものである。森の天女たちがいつまでも微笑みを見せてくれることを祈るばかりである。
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〈この日の軌跡〉 |
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