春を待つ雪解けの峰 皿ヶ嶺・竜神平
愛媛県東温市
2017年2月26日(日) 門久単独
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〈ブナ林の尾根筋に雪が解け凍みた登山道が続く〉 |
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一か月振りに皿ヶ嶺を歩いた。
まだ雪が残っているだろうと思っていたが、訪ねてみると雪はもう殆ど消えて、
春を待つばかりといった風情であった。
南の国の山は、やはり行雪解けも早いようである。
《山行記録》
上林森林公園駐車場14:40・・・・14:45風穴14:48・・・・15:00直登道分岐・・・・15:41竜神平15:50・・・・16:05上林峠道分岐・・・・16:18竜神平入口・・・・16:53直登道分岐・・・・17:11上林森林公園駐車場 〔総所要時間:2時間31分、休憩等:0時間12分、正味所要時間:2時間19分、歩行距離:5.8q、累積標高差:±514m〕 |
14:40 上林森林公園駐車場
麓から見る皿ヶ嶺は山頂付近に若干残雪が見えるが、もう殆ど雪は消えてしまっている様子であった。上林森林公園まで車を走らせたが、林道の雪はほぼ完全に消えていた。予想外に雪が消えるのが早かったようだ。遅い入山となったので、この日は竜神平までのピストンで下山することとした。風穴に立ち寄ってから、ジグザグの正面登山道に入ると、下山してくる数組のグループと擦れ違った。
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〈曇天下、靄のかかったこの日の皿ヶ嶺〉 |
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〈雪が消えた皿ヶ嶺登山口〉 |
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〈風穴の中や周囲にはまだ雪が残る〉 |
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〈北斜面も雪が消えていた〉 |
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15:00 直登道分岐
この日は直登道には入らず竜神平への正面登山道を辿ることとした。斜面を登るジグザグ道が終わって北面を巻いて行く道に変わると、路面にだけ雪が残るようになった。日当たりの良くない北面であるので、登山道にはずっと雪が残っていた。アイゼンの必要もないほどの残雪であったので、順調に前に前にと進むことが出来た。
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〈直登道分岐付近:竜神平へ続く登山道沿い雪が残っていた〉 |
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〈ミズナラの古木の辺りも殆ど雪が消えていた〉 |
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〈登山道にだけ薄らと雪が残っていた〉 |
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〈日陰の沢筋の残雪〉 |
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〈沢に残った雪〉 |
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〈ベンチのある休憩所辺りも殆ど雪が消えていた〉 |
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〈ブナの古木〉 |
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15:41〜15:50 竜神平
直登道の分岐で会った2人連れの登山者がこの日会った最後の登山者であったようだ。竜神平にはもう登山者の姿はなかった。長居をする用事もないので、竜神平と後背の森を周回してから下山することとした。竜神平の草原に入ってみると、雪解けの水が溜まったのであろうか、草原は水浸しになっていた。森の中に入ってみると、雪も完全に融けて、樹々は春の芽吹きに向けて目一杯にエネルギーを溜めているように感じられた。春を待つ風情に満ちている感じであった。尾根筋に出て、上林峠への道を見送って風穴へと戻る道を採った。
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〈竜神小屋の周りには薄らと雪が残っていた〉 |
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〈竜神平〉 |
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〈雪解けの竜神平は水浸しになっていた〉 |
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〈竜神平を後に後背の森への道を採った〉 |
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〈雪も消え春を待つばかりの森〉 |
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〈尾根筋の道に出て、風穴へ戻るを採った〉 |
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〈尾根筋の登山道〉 |
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〈樹間に皿ヶ嶺山頂部のスカイラインが望めた!〉 |
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16:18 竜神平入口
竜神平とそれに続く後背の森を周回して竜神平入口の分岐に戻った。後は登って来た正面登山道を下って行くだけあった。相変わらず北面を巻く登山道には雪が残っていた。滑るような雪ではなかったが、山中には多分独りであろうから事故を起こさないよう慎重に歩くこととした。春になるとお花畑となる道がジグザグを描く斜面まで下って来ると、高い頭上の樹に鳥の群れの姿があった。何の鳥か分からないが大きな群れで機敏に動き飛ぶ鳥であった。
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〈竜神平入口:風穴亜への道を採った〉 |
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〈凍みた雪が残る登山道を下り行く〉 |
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〈北斜面の谷筋には氷柱が懸かる〉 |
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〈滑らぬように注意して下る〉 |
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〈下り行くと登山道の雪も消えていった〉 |
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17:11 上林森林公園駐車場
午後5時を回った上林森林公園の駐車場にはわが愛車が残っているだけであった。園地にある池に行ってみると、池の水はまだ氷っていた。それでも岸辺に接した部分の氷は融け始めていた。春が近くなったということであろうか。
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〈上林森林公杉林〉 |
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〈氷った森林公園内の池〉 |
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〔山行所感〕
まだ雪がかなり残っているだろうと思って訪ねた皿ヶ嶺であったが、南国ゆえか標高1100メートル程の高地にももう雪は殆ど残っておらず、もう春が来るのを待つだけといった風情が感じられた。春の山は美しくまた楽しい。巡りくる新しい季節を楽しみに待つことにしよう。
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〈この日の軌跡〉 |
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