あの花、この花を訪ねて 皿ヶ嶺(1,278m)
愛媛県東温市
2016年5月18日(水) チャコ&門久
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〈満開となった皿ヶ嶺の貴重な花〉 |
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皿ヶ嶺に咲く初夏の花々も咲き進みそろそろ終盤を迎える頃となった。
久し振りにチャコと共に花々を追って山域を周回してみることとした。
皿ヶ嶺を彩る貴重な花々もそろそろ見頃を迎える頃であった。
《山行記録》
水の元8:52・・・・9:09上林森林公園広場9:12・・・・9:17風穴9:21・・・・9:39直登道分岐・・・・9:54丸太のベンチ・・・・10:11引地山分れ・・・・10:29十字峠・・・・10:39皿ヶ嶺二等三角点・・・・10:44皿ヶ嶺山頂(1278m)10:55・・・・11:18竜神平11:28・・・・11:44三差路・・・・12:01上林峠(昼食)12:20・・・・13:06天狗の庭・・・・13:25水の元 〔総所要時間:4時間33分、昼食・休憩等:1時間11分、正味所要時間:3時間22分、歩行距離:8.0q、累積標高差:±810m〕 |
8:44 水の元
水の元を周回ルートの出発点とした。水の元のお花畑は残念ながらもう端境期に入っており今は寂しい佇まいであった。上林森林公園に上がり、風穴に立ち寄って大きな蕾を付けたヒマラヤの青い芥子を見てから登山道に入り、途中の分岐で引地山分れを経由する直登ルートを採った。お花畑を黄色く染めていたヤマブキソウがグッと減ってきてちょっと寂しい。斜面を広く埋めたニシノヤマタイミンガサが今年はひどく威勢が良いようである。またラショウモンカズラの花が増えたようにも思った。梅雨を迎えるとギンバイソウがこのお花畑を埋めることとなろう。稜線近くになってシコクナベワリの花が目にとまった。形状がなかなかに面白い花である。
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〈この日の皿ヶ嶺〉 |
〈水の元〉 |
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〈水の元のお花畑は端境期で今はちょっと寂しい〉 |
〈青空の下の上林森林公園〉 |
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〈風穴〉 |
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〈風穴のヒマラヤの青い芥子の蕾も膨らんできた〉 |
〈名残りのヤマブキソウの花〉 |
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〈ニシノヤマノタイミンガサに覆われたお花畑の斜面〉 |
〈次のお花畑の主となるギンバイソウが姿を現してきた〉 |
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〈ハナイカダ〉 |
〈コクワガタ〉 |
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〈フタバアオイ〉 |
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〈ラショウモンカズラ〉 |
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〈丸太のベンチのある休憩所〉 |
〈シコクナベワリ〉 |
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10:11 引地山分れ
引地山分れから稜線歩きとなった。林床にチゴユリがこれぞとばかりに咲いていた。スミレもこれから数を増やしそうであった。稜線部の岩場を彩るイワカガミが今年は随分と花期が早く既に散ってしまっていた。この山域では珍しい花なのでちょっと寂しい。稜線部の樹々は若葉の時を過ぎて、随分と緑濃くなってきていた。
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〈引地山分れ〉 |
〈稜線部のブナの古木の緑も濃くなってきた〉 |
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〈チゴユリ〉 |
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〈早くも花が散ってしまったイワカガミ〉 |
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〈十字峠〉 |
〈皿ヶ嶺二等三角点〉 |
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10:44〜10:55 皿ヶ嶺(1,278m)
皿ヶ嶺の山頂には一組のご夫妻の姿があった。山頂広場の一角に立つヤマナシの樹にまだ白く大きい花が残っており、また山頂南斜面にあるシャクナゲの樹に多くはなかったがきれいなピンク色の花が咲いていた。昼食を摂るにはちょっと早い時間であったので先に進むこととして、早々に竜神平への道を採って下って行った。
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〈皿ヶ嶺山頂〉 |
〈山頂に咲くヤマナシの花〉 |
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〈山頂から大川嶺を望む〉 |
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〈山頂に咲くシャクナゲ〉 |
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〈山頂直下の樹間から石鎚山塊を望む〉 |
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〈古ブナの枝股に根を張ったクロフネサイシン〉 |
〈ホウチャクソウ〉 |
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11:18〜11:28 竜神平
竜神平へ下ると、竜神小屋の周りには平日にも拘わらず多くの登山者の姿があり、皆さんベンチに腰を下ろしてランチタイムを取っているようであった。小屋の近くの水場に行ってみると、お目当てのシャクナゲが花を付けていた。残念ながら、花の盛りは過ぎていた。周りの灌木の中にオトコヨウゾメの花が咲いていると、一緒にシャクナゲを見ていた方に教えてもらった。灌木の中にはツリバナの姿もあった。まだ正午まで時間があったので、更に先に進むこととした。上林峠へと向かう途中の林の中でマルバノフユイチゴの早咲きの一輪を見付けた。
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〈登山者で賑わう竜神小屋〉 |
〈竜神平を眺めながらの憩い〉 |
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〈竜神小屋裏にもシャクナゲが咲く〉 |
〈オトコヨウゾメ(スイカズラ科〉 |
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〈ツリバナ〉 |
〈このキノコは?〉 |
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〈竜神平から仰ぎ見る皿ヶ嶺山頂部〉 |
〈マルバノフユイチゴが咲き始めた!〉 |
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〈上林峠へと向かう尾根筋の道〉 |
〈上林峠へは長い階段道が続く〉 |
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12:01〜12:20 上林峠
稜線部から上林峠への長い階段道を下った。峠に着いた時ちょうど正午であったので、そこのベンチに腰を下ろしてランチタイムとした。時折登山者が通るものの、静かなところで、樹間を渡る風も気持ち良かった。食後は花々を観察しながら天狗の庭へと下った。つい先日まで花々で彩られていた天狗の庭であったが、今はそれらが姿を消して、専らグリーンシャワーが降り注ぐ別天地をなっていた。ここの春色の林は迫力満点であった。
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〈上林峠〉 |
〈上林峠周辺の樹々の緑も深くなってきた〉 |
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〈ガマズミが咲いたよう!〉 |
〈ユキザサ〉 |
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〈グリーンシャワー降り注ぐ天狗の庭〉 |
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〈チャルメルソウ〉 |
〈クルマムグラ〉 |
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〈緑滴る頃!〉 |
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13:25 水の元
5時間足らずの山中の周回を終えて車を停めていた水の元へと戻った。改めて、周囲を見渡すと、好天の下で水の元も緑滴る真っただ中にあった。こんな気候がいつまでも続けばなどと・・・・つい思った。
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〈水の元〉 |
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〈水の元に立つ案内標識〉 |
〈トキワハゼ〉 |
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◆◆◆皿ヶ嶺の貴重な花々◆◆◆
この日出会った皿ヶ嶺の貴重な花々です。
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〈今、揃って見頃!〉 |
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〈二輪揃い咲き〉 |
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〈この花も開花〉 |
〈花に近付いてみましょう!〉 |
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〈名前の通りの花ですね!〉 |
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〈今年も咲いてくれました〉 |
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〔山行所感〕
早春から初夏まで、今年も皿ヶ嶺は多くの花々に彩られてきた。梅雨入りを前にして、今初夏の花々も終盤となってきたが、同時に皿ヶ嶺が誇る貴重な花々も花期を迎えて、将にエポックメイキングな時を迎えている。やはりこの時期がここの最高の時かと思ったりする。
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〈この日の軌跡〉 |
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