新緑溢るる山道を歩く 恐羅漢山(1,346.4m)・台所原
広島県山県郡安芸太田町
2016年5月8日(日) チャコ&門久
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〈新緑が眩しい台所原の森〉 |
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今年の春は足早のようである。
広島県の最高峰の恐羅漢山はもう溢れんばかりの新緑に包まれているという。
随分と久し振りに広島の山を歩くこととなり、ここは是非もなく恐羅漢山とその西斜面に広がる台所原を訪ねることにした。
新緑のこの山域を訪ねるのも随分と久し振りのことであった。
《山行記録》
牛小屋高原駐車場9:41・・・・10:35スキー場ゲレンデトップ(立山尾根)・・・・・11:00主尾根出合・・・・11:08恐羅漢山(1,346.4m)11:18・・・・11;19台所原分れ・・・・12:10台所原・・・・12:19台所原平(昼食)12:43・・・・13:46管理林道路終点・・・・13:59早手のキビレ・・・・14:13夏焼けのキビレ・・・・14:42牛小屋高原 (15,363歩) 〔総所要時間:5時間01分、昼食・休憩等:0時間34分、正味所要時間:4時間27分、歩行距離:8.4q、累積標高差:±812m〕 |
9:41 牛小屋高原駐車場
牛小屋高原の駐車場には20台程の車が停められていた。新緑の恐羅漢山を訪ねる登山者に加えて、スキー場のゲレンデを活用したジップラインで遊ぶ人が増えてきているようである。我々は立山尾根ルートを採ってそのジップラインを楽しむ人たちを見ながらスキー場のゲレンデから登り始めた。五月晴れの朝で、登るにつれて汗をじっとりと掻くようになった。スキー場ゲレンデの斜度はきつく、直登すればアキレス腱が良く伸びた。厳しい上りではあったが、そこには別の楽しみもあった。ゲレンデの脇の笹原にまだ沢山の蕨があり、それを採っていると意外に時間を喰うことになった。 ゲレンデ・トップに着いた時には登山口から小一時間も経過していたが、蕨も沢山手元にあった。立山尾根の樹林は新緑に溢れており、気持ち良く歩けた。
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〈牛小屋高原に五月晴れの空が広がる〉 |
〈恐羅漢山登山口:立山尾根ルートを採る〉 |
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〈恐羅漢スキー場のゲレンデを登り行く〉 |
〈ミツバツチグリ〉 |
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〈ゲレンデ上部から牛小屋谷を俯瞰する、その先には深入山を望む〉 |
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〈蕨を取りながらゲレンデ・トップに到達〉 |
〈収穫〉 |
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〈新緑滴る立山尾根の森〉 |
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〈足元にはニョイスミレが咲く〉 |
〈頭上にはウリハダカエデの花〉 |
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〈エンレイソウ〉 |
〈オオカメノキ〉 |
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〈ユキザサはまだ蕾〉 |
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〈主稜線ルートに出合う〉 |
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11:08〜11:18 恐羅漢山(1,346.4m)
普通であれば小一時間で到達出来る恐羅漢山の山頂であるが、この日は1時間半ほどの時間を喰っていた。山頂部の端っこの方で五月の好日を楽しむ登山者の姿があったが、山頂広場には登山者の姿はなく静寂の世界であった。それでも10分間ほど滞在している間に2組の登山者が登って来られたのは、流石に人気の恐羅漢山である。旧羅漢にも時間が許せば行ってみたかったが夕刻に下界で予定があったのでそれは諦めて台所原を経由して下山することにした。台所原はこの新緑の季節の恐羅漢山への山行では外す訳にはいかない。ブナを中心にした美しい新緑の森を楽しみながら、心満たされて台所原へと下り、台所原平へと抜けた。
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〈恐羅漢山々頂〉 |
〈オオカメノキ咲く山頂部から臥龍山を遠望する〉 |
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〈恐羅漢山々頂から北方の眺望〉 |
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〈台所原分れ:ここから主稜線を外れ台所原へと下る〉 |
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〈濃密な森の中に登山道が延びる〉 |
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〈大きく枝を広げたブナの古木〉 |
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〈厳しい環境下で生き延びてきた風格が漂う古ブナ〉 |
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〈森林の美しさが台所原の魅力の一つ〉 |
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〈ブナとトチが合体(ハグ)した樹を見ながら森を行く〉 |
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〈溢れんばかりの新緑に森は極めて明るい〉 |
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〈ブナの古木の森を行くのは楽しい!〉 |
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〈心地良い森の逍遥た続く〉 |
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〈台所原へと下って来た!〉 |
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〈台所原の中心立つミズナラの古木〉 |
〈タチツボスミレ〉 |
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12:19〜12:43 台所原平
台所原平の広場でランチタイムを取った。先着のグループの姿もあったので、邪魔にならない所を選んで座りこんだ。台所原平も周囲全て新緑に囲まれて心地良い世界であった。30分足らずのランチタイムの後は、管理林道を辿って早手のキビレ、夏焼けのキビレを経るルートで牛小屋高原を目指した。管理林道は笹がかなり被さるようになって荒れて来ていた。それでも周囲はどこも新緑の世界で不快感はなかった。山菜を少しばかり戴きながら30分弱で管理林道終点に達し、山道で早手のキビレへと登り、そこからは主稜線上の登山道で夏焼けにキビレに下った。夏焼けのキビレから牛小屋高原への登山道は、いつもながらに遊歩道のように綺麗に整備されていた。
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〈台所原平の広場でランチを摂った〉 |
〈遅羅漢山の山頂部まで緑の森が広がる〉 |
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〈中の甲の谷間越しに天杉山(右)と中川山(左)を望む〉 |
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〈やや荒れた感じの管理林道を行く〉 |
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〈管理林道から聖山、高岳を望む〉 |
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〈路傍に咲くオオチャルメルソウ〉 |
〈湿りがちた所で芽を出したウド〉 |
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〈遅羅漢山のヤマシャクヤクのここ1週間うちに満開になりそう!〉 |
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〈笹が被さった管理林道〉 |
〈その笹を刈る作業が始まっていた!〉 |
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〈管理林道終点、ここから早手のキビレへと山道で上る〉 |
〈早手のキビレで主稜線に乗る〉 |
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〈夏焼けのキビレ〉 |
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〈夏焼けの丘のノッポブナも新緑〉 |
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〈路傍に咲くチゴユリ〉 |
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〈牛小屋高原への登山道〉 |
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14:42 牛小屋高原駐車場
5時間といつもより長めの時間をかけての山行を終えて牛小屋高原の駐車場に戻った。駐車場にはまだ多くの車が残っていた。エコロジーキャンプ場と共に、ジップラインが営業中で、レストランもまた開いているようであった。そんなことから登山者だけではなく、一般の方々の姿もあり、少し華やいだ感じにもなっていた。やはり人々が集まる所には陽気が漂う。
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〈水仙に彩られていたカヤバタゲレンデ〉 |
〈牛小屋高原に戻ってきた〉 |
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〔山行所感〕
5月の新緑の季節にかつてはよく訪ねた恐羅漢山の山域であったが、ここ6年間程はどうしたことか足が遠のいていた。やはり新緑の台所原は秀逸である。忘れてはならない山域といえよう。また、この時期まで山菜を追うことに出来るこの山域は、「花より団子」派にも魅力的な所と言えよう。かくして今回は久々の春の恐羅漢山、台所原を存分に楽しんだ山行とすることが出来た。
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〈この日の軌跡〉 |
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