シャクナゲ咲く岩峰へ 鎌倉寺山(613m)
広島市安佐北区白木町
2015年5月21日(木) チャコ&門久
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〈シャクナゲの花粉をいっぱい付着させたミツバチ〉 |
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山野草が春から夏への端境期を迎える中で、
まだ鎌倉寺山のシャクナゲには間に合うかも知れないと好天にも誘われて出掛けることになった。
大豊作であった3年前の5月18日(金)以来の鎌倉寺山であった。
今年は多くの花々の花期が早まっている中で、遅きに失していることも覚悟の山行であった。
《山行記録》
登山者用駐車場11:11・・・・11:16関川登山口・・・・11:43岩場コース分岐・・・・11:50馬の背11:55・・・・12:22南峰(474m)(昼食)12:42・・・・13:02十畳岩13:06・・・・13:29槍ヶ峰(537m)13:31・・・・13:47シャクナゲ観賞13:55・・・・14:11権兵衛山14:13・・・・14:14鞍部・・・・14:24鎌倉寺山(613m)14:57・・・・15:06鞍部・・・・15:33渡渉・・・・15:35登山口・・・・15:41牛岩集落・・・・15:56登山者用駐車場 (11,755歩) 〔総所要時間:4時間40分、昼食・休憩等:1時間14分、正味所要時間:3時間26分、歩行距離:5.3q、累積標高差:±632m〕 |
11:16 駐車場
登山口から5分ほど林道を遡ったところある登山者用の駐車場には既に3台の車が停められていて、ほぼ同時に着いた単独行の男性の車と我が愛車が加わって5台となった。平日ながらも大賑わいであった。樹々が繁って分り難くなった関川登山口から入山した。直ぐに花崗岩の急坂が始まった。登山口から20分余で岩場コースと普通コースの分岐となり、ここは岩場コースを採った。立ちはだかる岩場をひと登りすると馬の背と呼ばれるナイフエッヂの岩場に出た。ここは手前から観察するに止めて、迂回路を採って巻いて行った。馬の背の頭までまだ岩壁を登る険しい道が続いた。馬の背の頭からの眺望は圧倒的な高度感があって絶景と言える。そこから更に10分程登って、この日の最初のピークである南峰に到達した。
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〈賑わっていた駐車場〉 |
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〈関川登山口〉 |
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〈新緑に覆われた山々を眺めながらの山行〉 |
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〈南峰の懸崖を仰ぎ見る〉 |
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〈岩の急登が続く〉 |
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〈岩場コースに立ちはだかる岩場〉 |
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〈馬の背から関川の谷間を眺望する〉 |
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〈馬の背の岩場、背後は馬の背の頭〉 |
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〈ヤマツツジが咲く馬の背の頭に続く岩場〉 |
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12:22〜12:42 南峰(474m)
遅い出発であったので既に正午を過ぎていた。ここでランチタイムを取った。南峰から鞍部に下り、そこでシャクナゲの花がないかと捜してみたが見付けることは出来なかった。岩の多い稜線を辿って十畳岩へと進んだ。視界がなかなか開けないこの山域にあって、唯一360度の眺望を得られるのがこの十畳岩である。十畳岩を越えると、稜線は槍ヶ峰に向け更に高度を増して行った。
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〈サルトリイバラの実〉 |
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〈南峰山頂〉 |
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〈岩の稜線部から東麓の牛岩集落を俯瞰する〉 |
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〈十畳岩から槍ヶ峰を仰ぐ〉 |
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〈十畳岩から南峰を振り返る〉 |
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13:29〜13:31 槍ヶ峰(537m)
槍ヶ峰山頂からは来し方の眺望が素晴らしく、南麓の牛岩集落もその全貌が見渡せた。そのピークを回り込むと、行く手の権兵衛山と鎌倉寺山の山頂部に上る南斜面も見渡せた。鞍部に下り、岩尾根の南側を巻いて更に進み、権兵衛山の手前の鞍部から登り返そうとしていると左手(北側)の斜面にシャクナゲの花が咲き残っているのが目に入った。ひと塊りだけ元気な花があったが、殆どはもう花のピークをとっくに過ぎたものであった。それでもこの日見る最初のシャクナゲの花であったので、暫し佇んで写真にも納めた。権兵衛山への急坂を登り切ると、もう鎌倉寺山は間近であった。1分で十字路が交わる鞍部へ下り、そこから10分ほど登り返すと鎌倉寺山の山頂に到達した。
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〈ケルンが積まれた槍ヶ峰山頂〉 |
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〈槍ヶ峰から十畳岩、南峰を俯瞰する〉 |
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〈牛岩集落の全貌〉 |
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〈尾根筋から権兵衛山、鎌倉寺山の山頂部を仰ぐ〉 |
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〈権兵衛山手前の鞍部でやっとシャクナゲの花に出会えた〉 |
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〈まだ元気な花も〉 |
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〈権兵衛山々頂〉 |
〈白木山を遠望する〉 |
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〈十字路が交わる鞍部〉 |
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〈松の枯木の下を怖々と行く〉 |
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14:24〜14:57 鎌倉寺山(613m)
鎌倉寺山の山頂は樹々に囲まれていて眺望は一切ない。その北面にはシャクナゲの群落があり、そこに花がまだ残っていることを期待してやって来たのであったが、果たして・・・・、何と山の神は我らを捨てはしなかったようで、まだまだ多くの花が残っていてくれた。ピークを過ぎた花が大半ではあったが、まだまだ観賞に耐え得るものも多かった。それらを追って写真に納めた。ここまでやって来た苦労が報われた気持ちになった。30分程の時間をこの山頂で過ごしてから、南面の山頂直下にある鎌倉寺跡に寄ってから下山の途に就いた。下山は通って来た鞍部に戻ってから南面の急坂を下る牛岩コースを採った。下ること30分ほどで牛岩側の登山口に出た。
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〈樹々に囲まれた鎌倉寺山々頂〉 |
〈山頂標識〉 |
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〈山頂北面にはシャクナゲが残っていた!〉 |
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〈山頂にはまだ蕾も残っていた〉 |
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〈円熟!〉 |
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〈爛熟!〉 |
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〈姥シャクナゲ!〉 |
〈壮年〉 |
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〈おしゃべりタイム〉 |
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〈眩惑〉 |
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〈鎌倉寺跡〉 |
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〈ユーモラスな石仏〉 |
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〈南面の急坂を下る〉 |
〈渡渉点〉 |
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15:56 駐車場
登山口からは林道を辿り、田植えを終えたばかりの棚田が広がる牛岩集落を抜けて駐車場まで下って行った。出発時に5台あった車は2台になっていた。単独行の男性も我々とほぼ同時に下山した。
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〈牛岩集落上手の登山口〉 |
〈牛岩集落に下る〉 |
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〈牛岩集落を抜ける〉 |
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〈田植えを終えた牛岩集落〉 |
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〈新緑に包まれた槍ヶ峰を見上げる〉 |
〈卯の花が満開〉 |
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〈コガクウツギ〉 |
〈駐車場に帰着〉 |
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〔山行所感〕
遅きに失したかと危惧していた鎌倉寺山のシャクナゲの花に辛うじて間に合ったようであった。前回訪ねてから3年間も訪ねていなかったことにも我ながらに驚く。シャクナゲの花が大豊作の年には感動的な景観を醸す鎌倉寺山である。もう少し頻度を上げても良いように反省する。
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〈この日の軌跡〉 |
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